早速今日の本題です。季節の変わり目は寒暖差や湿度変化などが原因で体調を崩し、下痢など消化器のトラブルを抱える犬が多くなります。日頃からしっかりと対策を講じておくことで、愛犬が季節の変わり目でも下痢や嘔吐といった体調不良を起こさないようにしましょう。
犬が季節の変わり目に下痢をする原因
・寒暖差や気圧変化
・湿度変化
寒暖差や気圧変化
秋から冬や冬から春といった季節の変わり目は、朝と夜など1日の中での寒暖差もさることながら、日による寒暖差も大きいです。この気温差に対応できないと体調不良を起こしやすく下痢になります。また、夏から秋にかけては台風の季節でもあり、低気圧の影響で自律神経の乱れを引き起こすことで食欲不振や下痢になることも考えられます。
湿度変化
春から夏といった季節の変わり目にかけては湿度と気温が上昇し、細菌繁殖によるフードや飲み水の劣化が早まります。そのため、フードの衛生管理や飲み水の交換などを怠ると下痢の原因になり得ます。
犬が季節の変わり目に下痢にならないために
・寒暖差対策(夏から秋・秋から冬)
・乾燥対策(夏から秋・秋から冬)
・湿度対策(春から夏)
・子犬やシニア犬対策
寒暖差対策(夏から秋・秋から冬)
洋服を嫌がらないのであれば、寒さを感じる時には暖かい洋服を着させてあげると良いです。もし洋服を嫌がればベッドに毛布を用意してあげるなど、ストレスを感じない範囲で寒さ対策を行ってあげましょう。また、散歩のタイミングも太陽が出ている時間帯を意識してあげることで極力寒い思いをさせないようにしてあげましょう。
乾燥対策(夏から秋・秋から冬)
乾燥シーズンは加湿器で室内が乾燥しないようにしてあげると良いです。また、秋は夏に比べて積極的に水分補給をしなくなる時期ですので、水分量の多い食事を心がけてあげましょう。例えばドライフードをふやかしたり、ウェットフードを利用してあげると効率的に水分補給ができますのでおすすめです。
湿度対策(春から夏)
湿度や気温が高いシーズンはフードや飲み水の品質劣化による下痢が多く報告されています。一般的に細菌は湿度を好み、気温が高くなってくると増殖スピードが上がります。そのため、フードの継ぎ足しは決してせず使用したら容器を必ず洗うなど衛生管理を徹底し、飲み水は頻繁に交換してあげましょう。また、保管場所や方法についても冷暗所保管やフードの小袋分けを意識しましょう(冷蔵庫は結露が発生するためNGです)。
子犬やシニア犬対策
子犬とシニア犬は成犬に比べて免疫力が低いため、特に季節の変わり目には体調を崩し下痢をしやすいです。そのため、寒さや乾燥対策は特に注意して実施してあげてください。さらに定期的にマッサージをしてあげることで心身ともに温かみを感じさせてあげることがおすすめです。
まとめ
・犬の下痢は季節の変わり目による寒暖差や湿度変化などで起こりやすいです。
・春から夏にかけての季節の変わり目はフードや飲み水の細菌繁殖によって下痢を引き起こす可能性があります。
・子犬やシニア犬といった免疫力が低い犬は、特に季節の変わり目に注意しましょう。