猫がイカのスルメやあたりめを食べてしまったら危険?理由と食べた時の対処法を解説

著者_topet編集部

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猫があたりめを食べてしまった場合、何をすべきか知っていますか?猫が食べると「腰が抜ける」といわれているイカやスルメ、あたりめは本当に猫に与えてはいけない食べ物なのでしょうか?

この記事では、猫にイカのスルメやあたりめを与えてはいけないのか理由を踏まえてその真偽を探ると共に、食べてしまった場合のその対処法を詳しく解説します。

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スルメとあたりめの違いは?

スルメとあたりめの違いは?

人がよく食べるイカのおつまみ中でも人気がある「スルメ」ですが、同じイカのおつまみ「あたりめ」と何が違うのでしょうか。

一般的にイカの「スルメ」と「あたりめ」は、イカの内臓を取り除き乾燥させたもので、名称が違うだけで加工方法や味は全く同じものです。

スルメは、スルメイカを使用することから付けられていますが、漢字で書くと寿留女(するめ)になります。寿留女(するめ)は、古くから儀式の縁起物や祝儀のような結納品のひとつとして用いられました。末永く幸せに、かめばかむほど味が出る夫婦になるように、との願いがこめられています。

一方、「あたりめ」が、スルメの「スル」という言葉に含まれる縁起の悪い意味合いを避けるために「当たり」に変えて呼ぶようになりました。つまり、「スルメ」を縁起が良いように付けた呼び方が「あたりめ」ということです。

「スルメ」と「あたりめ」の違いは?
・イカの内臓を取り除き乾燥させたもので、同じものです。
・呼び方が異なるだけです。

なぜ、猫がスルメやあたりめを食べると「腰を抜かす」と言われるのか?

「猫がイカを食べると腰を抜ける」という話からきています。生のイカやタコ、エビ、カニのような甲殻類はチアミナーゼという、チアミン(ビタミンB1)を分解する酵素を多く含んでいます。

この酵素を多量に摂取してチアミン欠乏症に陥ると、後ろ足のふらつきや麻痺、痙攣が起きることがあります。これを猫が食べた場合に「腰が抜ける」と言われる症状の正体です。

しかし、チアミナーゼは熱に弱い性質がありますので、実は焼いてしまえば問題はありません。つまり、加熱調理されたイカのスルメやあたりめのチアミナーゼは、熱で活性を失っているため「腰を抜かす」ことはありません。

イカのあたりめ(スルメ)の栄養素

20g中に含まれる食品成分
(文部科学省「食品データベース」https://fooddb.mext.go.jp/index.plより)

栄養成分 値(20gあたり)
エネルギー61kcal
水分4g
たんぱく質13.8g   
脂質0.9g
炭水化物 0.1g   
灰分1.2g
脂質0.9g
食塩相当量0.5g

乾燥されたイカのあたりめ(スルメ)には、栄養素が凝縮されており、あたりめは、タンパク質が全体の7割を占めています。

チアミン欠乏症の心配もないため、栄養素だけでいえば、むしろ猫に嬉しい栄養が詰まった食べ物と言えます。

猫がスルメやあたりめを食べる時のリスク

まず、なぜイカのスルメやあたりめを猫に与える際のリスクや影響について解説します。特に与えすぎには注意が必要です。

1日の塩分摂取量を超えるリスク

また、スルメやあたりめは通常、塩分を含んでいます。例えば、避妊・去勢をしていない体重が4kgの猫ちゃんの場合の1日分の摂取塩分量は約2gです。

20gのあたりめで塩分が0.5gのため、他の食事も与えることを考えると、猫があたりめを食べた場合、1日の猫の塩分摂取量を超えてしまう可能性が高いです。

塩分取りすぎは、臓病や心臓病の猫にとっては体への負担が大きく、症状を悪化させてしまいかねません。

猫の摂取塩分量については以下のかつおぶしの記事でも解説してますので参考にしてください。

胃腸の負担になり消化不要を引き起こすリスク

あたりめは乾燥した製品で、通常は高温で乾燥させて作られます。乾物なので、胃腸の水分を吸って膨らむ性質があり、猫が消化するのは胃腸にかなり負担がかかります。

その結果、胃腸を圧迫することで、消化不良を引き起こし、下痢や嘔吐につながる可能性もあるので、注意が必要です。

尿路結石を引き起こすリスク

スルメやあたりめは、ミネラルを豊富に含んでいる食材です。ミネラル分が豊富な食事は、尿路結石のリスクを高めます。
カルシウム、リン、マグネシウムのバランスが悪かったり、過剰摂取したりすると尿路結石ができやすくなるからです。猫に与えるミネラルの理想的なバランスは、カルシウム:リン:マグネシウム=1.2:1:0.08と言われており、スルメやあたりめのミネラルバランスは異なります。スルメやあたりめだけを与えるわけではないため、1日の食事の中で全体のバランスを考えることが重要ですが、尿路結石になったことのある子や、尿路結石になりやすいオスには、特にスルメを与えない方がよいでしょう。

猫がスルメやあたりめを食べた時のリスク
・猫の1日分の塩分摂取量を超えるリスクがある

・猫の胃腸の負担になり消化不要を引き起こすリスクがある

・猫の尿路結石を引き起こすリスクがある

猫がスルメやあたりめを食べてしまった時の対処法

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スルメやあたりめは、1度に大量に食べたり、頻繁に食べたりすると猫の体に負担がかかってしまいます。

また、食べた後に、嘔吐や食欲低下が見受けられないか様子を見ましょう。嘔吐や食欲低下が見受けられた場合は、動物病院にて獣医師に相談しましょう。

火の通っていない生のイカは絶対に与えないようにしましょう。

猫がスルメやあたりめを食べてしまった時の対処法
・食べた後に、嘔吐や食欲低下が見受けられないか様子を見ましょう。
・嘔吐や食欲低下が見受けられた場合は、動物病院にて獣医師に相談しましょう。

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まとめ

・イカの「スルメ」と「あたりめ」は、イカの内臓を取り除き乾燥させたもので、名称が違うだけで加工方法や味は全く同じものです。
・加熱調理されたイカのスルメやあたりめのチアミナーゼは、熱で活性を失っているため「腰を抜かす」ことはありません。

・火の通っていない生のイカは絶対に与えないようにしましょう。
・塩分過多になる可能性があるので食べさせないようにしましょう。また、乾物のため、水分を吸って胃腸の負担になり消化不要を引き起こす可能性があります。

・ミネラルが豊富なため、尿路結石を引き起こす可能性があります。

・猫がイカのスルメやあたりめを食べた後には、嘔吐をしないか、食欲低下が見受けられないか観察しましょう。

・少しでも異変を感じたらすぐに病院へ相談しましょう。

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