犬の口臭にはヨーグルト!?その効果を犬の管理栄養士が解説

犬の口臭にはヨーグルト特集
特集
犬の管理栄養士_平山賢徳

平山賢徳
犬の管理栄養士

愛犬の健康を考える際、口臭は非常に重要なサインのひとつです。犬の口臭は、歯石や歯周病、消化器系の問題など、さまざまな健康上の問題を示すことがあります。そこで、犬の口臭対策として自然で安全な方法を求める飼い主が増えてきました。本記事では、ヨーグルトを用いた犬の口臭対策について詳しくご紹介します。

スポンサーリンク

犬の口臭の原因

犬の口臭について

歯石や歯周病

この病気は、歯と歯茎の健康不良、栄養不足、不衛生な口内環境などが原因で発生します。犬の口内には多くの細菌が存在し、これらが歯に付着して歯石を形成することがあります。また、歯周病の進行によって口臭が強くなることがあります。

ヨーグルトには犬の歯周病予防にも効果が期待できます。詳しくはこちらの記事で解説しておりますので合わせてご参照ください。

▼犬の歯周病予防にはヨーグルト!犬の管理栄養士が薦める理由について

消化器系の問題

食事の内容や消化不良が原因で、犬の胃や腸から不快な臭いが発生することがあります。

食事の内容

特定の食物や低品質のドッグフードは、犬の口臭を悪化させる可能性があります。例えば、高脂肪や高タンパクの食事は、口臭の原因となることが知られています。

代謝や内臓疾患

腎臓の障害や糖尿病、肝臓の問題などの内臓疾患や代謝の異常は、特有の口臭を引き起こすことがあります。

犬の口臭の原因は、上記以外の他もあり、多岐にわたります。まずは日常のケア、特に歯磨きや歯磨きを嫌がる場合は簡単にできる口腔ケア用品を始めてみてください。それでも改善しない場合、あるいは他の症状と合わせて口臭が強くなる場合は、速やかに獣医師の診断を受けることをおすすめします。

犬の口臭の原因
・歯石や歯周病
・消化器系の問題
・食事の内容
・代謝や内臓疾患 など

ヨーグルトの効果

ヨーグルトの効果

ヨーグルトは、乳酸菌などの善玉菌を多く含んでおり、これが口内や腸内のバランスを整える効果があります。

口内環境の改善

ヨーグルトに含まれる乳酸菌が口内の細菌のバランスを整え、悪玉菌の増加を抑えることで、口臭の原因となる歯石や歯周病を予防します。

消化器系のサポート

ヨーグルトは腸内フローラを整える効果があり、消化を助けることで消化器系からの臭いの原因を減少させます。

また近年では、口腔ケアに特化した乳酸菌が盛んに研究されおります。詳しくはこちらの記事で解説しておりますのでご参照ください。

▼今話題の口腔ケアに特化した乳酸菌KT-11とは

ヨーグルトを犬に与える際の注意点

犬にヨーグルトを与える際の注意点

無糖・無添加のヨーグルトを選ぶ

犬に与えるヨーグルトは甘味料や添加物が含まれているものは避け、無糖・無添加のものを選んでください。さらに低脂質のプレーンヨーグルトを選びましょう。

1日の食事からカロリーを意識しながら適量を与えることが大切です。

量を調節する

最初は少量から与え、犬の様子を見ながら与えていきましょう。過剰に与えると下痢の原因になることがあります。

ラクトフェリン入りのヨーグルトを選ぶ

ラクトフェリンは、免疫調節作用、抗菌作用、抗ウイルス作用、腸内細菌叢の改善作用が期待できる成分です。

アレルギー反応に注意

まれにヨーグルトにアレルギーを示す犬もいるため、与え始めの段階での様子をよく観察しましょう。

アレルギーなどに問題がない場合は、ヨーグルトは普段の食事に混ぜて与えることも良いですし、おやつとしてそのまま与えても良いでしょう。

1日の必要カロリーの10%以下を目安にして与える量を考えましょう。必要カロリーは犬の体型や活動量によって異なりますので、愛犬の必要カロリーをしっかりチェックしておきましょう。

▼BCSで愛犬の理想体型を把握

ラクトフェリンが人気の秘訣!愛犬の口腔ケアには「お口のふりかけ」

愛犬の口腔ケアには「お口のふりかけ」

手間のかかるお口のケアが『削るだけで、簡単!』

食事と一緒にできるデンタルケア -お口のふりかけ-

・普段のごはんと一緒によく噛んで食べることで、歯垢・口臭を軽減!
・粒を専用ミルにいれて2~3回擦りながら、ごはんにかけるだけで手間いらず。
・1日55円からはじめられる!

まとめ

・犬の口臭の原因は、歯石や歯周病/消化器系の問題/食事の内容/代謝や内臓疾患など多枝にわたります。
・ヨーグルトは、乳酸菌などの善玉菌を多く含んでおり、これが口内や腸内のバランスを整える効果があります。
・犬に与えるヨーグルトは甘味料や添加物が含まれているものは避け、無糖・無添加・低脂質のもので可能であればラクトフェリン入りのヨーグルトがおすすめです。
・1日の食事からカロリーを意識しながら適量を与えることが大切です。

タイトルとURLをコピーしました