ラクトフェリンは犬や猫に良い!?期待できる効果や注意点をペット栄養管理士が解説

ラクトフェリンは犬や猫に良い!?期待できる効果や注意点をペット栄養管理士が解説おすすめ
おすすめ

この記事には広告を表示しておりますが、記事を通して得られた利益は全額動物保護支援に充てられます。この活動を応援いただけますと幸いです。

サービスの目的
著者_高山裕紀

高山裕紀
ペット栄養管理士

ラクトフェリンは赤ちゃんの健康を守る特別な初乳に多く含まれ、殺菌作用や抗ウイルス作用などが期待されています。今日はラクトフェリンの犬や猫への期待できる効果について解説し、注意が必要な点についてまとめました。是非チェックしてみて下さい。

スポンサーリンク

ラクトフェリンとは?

ラクトフェリンとは?

ラクトフェリンの作用
・免疫調節作用
・抗菌作用
・抗ウイルス作用
・腸内細菌叢の改善作用

赤ちゃんの体を守るラクトフェリンですが、人間のみならず多くの哺乳動物の乳に含まれているたんぱく質の一種です。また、唾液や涙などからも分泌され、外部と接する粘膜に多く存在することもわかっており、赤ちゃんに限らず人間や動物の体を守る役割を果たしていることがわかります。そのほか、ラクトフェリンは私たちの健康に関わるさまざまな働きを持つことがわかっています。

免疫調節作用

免疫調節作用は体を守る抵抗力を高め、免疫反応を適切に抑制する作用です。

抗菌作用

殺菌作用と混同して使われることがありますが、抗菌作用は殺菌するわけではなく菌が繁殖しにくい環境を作る作用です。

抗ウイルス作用

抗ウイルス作用はウイルスを不活化させる (=感染力を失わせる) 作用です。

腸内細菌叢の改善作用

腸内細菌叢 (腸内フローラ) は、人間や動物の腸に生息している細菌の集まりです。腸内細菌叢の改善は便秘・下痢の改善作用に繋がります。

ラクトフェリンで犬と猫が期待できる効果

ラクトフェリンで犬と猫が期待できる効果

・風邪や病気の予防
・歯周病の予防
・腸内環境の改善

ラクトフェリンには様々な作用を持つことがわかりましたが、それらの作用により愛犬・愛猫にどんな良い効果があるのかを見ていきましょう。

風邪や病気の予防

ラクトフェリンが持つ免疫調節作用により体の免疫機能を高めて風邪や病気にかかりにくい体を作るだけではなく、免疫反応を適切に抑制することで、花粉症やアレルギー性皮膚炎に対しても効果を期待できます (※1,2)。

歯周病の予防

ラクトフェリンは歯周病菌が作り出す毒素であるLPSを抑制することで歯周病の進行を抑えことが期待できます (※3)。歯肉の炎症や歯垢の軽減にも効果が期待されており、最近では口腔ケアのガムやサプリメントでも良く使用されています。

腸内環境の改善

ラクトフェリンには、善玉菌のエサとなることで腸内の善玉菌の数を増やす働きにより、慢性的な便秘・下痢の改善が期待できます。

※1 G V Zuccotti et al. (2009) “Immune modulation by lactoferrin and curcumin in children with recurrent respiratory infections”
※2 Ann M Mulder et al. (2008) “Bovine lactoferrin supplementation supports immune and antioxidant status in healthy human males”
※3 鈴木他 (2006) “ラクトフェリンの歯周病原菌Porphyromonas gingivalis 由来lipopolysaccharideに対する有効性の検討”

犬や猫にラクトフェリンを与える場合の注意点は?

犬や猫にラクトフェリンを与える場合の注意点は?

・アレルギー
・必要量のみ食べさせる

ラクトフェリンを愛犬や愛猫に与える際に注意すべき点は2つあります。腸内ケアや口腔ケア商品にも含まれていることがありますので、原材料にラクトフェリンが含まれている際は注意しましょう。

アレルギー

ラクトフェリンは乳のアレルギーを持つ犬や猫には与えない方が良いでしょう。初めて与える際は少量から始めて、下痢や嘔吐などのアレルギー症状が出ないか観察しましょう。

必要量のみ食べさせる

一般的なラクトフェリン配合の製品は成人で1日150〜300mg。体重比率を考慮して犬や猫は5kgあたり10-25mg程度を目安にすると良いです。与えすぎにより下痢などを引き起こさないように必要量のみ与えましょう。

まとめ

・ラクトフェリンには、免疫調節、抗菌、抗ウイルス、腸内細菌叢の改善といった作用があります。
・必要量与えることで、風邪や病気、歯周病の予防や腸内環境の改善が期待できます。
・愛犬や愛猫に与える際はアレルギーや給与量に注意しましょう。

タイトルとURLをコピーしました