ペットフードの原材料表示で気にするべきこととは?ペット栄養管理士が解説!

ペットフードの原材料表示で気にするべきこととは?ペット栄養管理士が解説!おすすめ
ペットフードの原材料表示で気にするべきこととは?ペット栄養管理士が解説!
おすすめ

普段与えているドッグフードやキャットフードのパッケージに記載されている情報を把握してますか?今日はパッケージに記載されている「原材料名」や「成分」などの情報で気にすべきポイントをご紹介したいと思います。これを知っていればフード選びも楽しくなるはずです!

ペットフードのパッケージ表示ルール

ペットフードのパッケージ表示ルール

ペットフードのパッケージ表示には「ペットフード安全法」で定められた表示5項目と「ペットフード公正取引協議会」の規約に定められた表示4項目があります。

ペットフード安全法

 ・ペットフードの名称
  - ペットフードメーカーが付けたブランド名などです。犬用や猫用、xx歳用といった記載もここにしているメーカーも多いです。
 ・原材料名
  - ペットフードに使用しているすべての原材料を明記しています。添加物以外の原材料、添加物の順に表示することが2016年の公正競争規約によって定められています
 ・賞味期限
  - 保存料を使用していないものであれば、製造後おおよそ1年以内で設定されているものが多いです。
 ・事業者

  - 最近だとペットフードの製造と販売元は分かれていることも多いですが、この項目はあくまで販売を行っている業者です。
 ・原産国名

  - ペットフードの最終加工を行った国です。そのため、原料などは海外から取り寄せても、国内で加工を行えば原産国は国内になります。

ペットフード公正競争規約

 ・用途
  - 大きく「総合栄養食」「おやつ・スナック、間食」「その他の目的食」のどれかが明記されています。
 ・成分
  - タンパク質、脂質、繊維、灰分、水分といった成分表記です。
 ・内容量

  - ペットフードの内容量です。最近増えている小分けパックの場合は、1袋あたり何gか明記するところも多いです。
 ・与え方

  - 年齢 (ライフステージ) や体重に応じて1日で与えるべき給与量が記載されています。

原材料はここを確認すれば大丈夫!

パッケージ表示で確認すべき3つの事 (原材料名・原産国・用途)

主原料

原材料は食品と同じように、配合量が多い順に記載されています。先頭にはお肉の種類 (鶏肉や鹿肉など) もしくは魚の種類が記載されていますので、好みにあったものであるかはまずチェックです。ここで注意が必要なのが、肉類といった表記がされている場合はイメージされている肉ではない可能性が高いです。
ペットフード公正取引委員会が定めたところによると、肉類とは『新鮮な又は適正な方法により保存されてある哺乳動物・家禽(かきん)類等の生肉、肉体部分、並びに上記動物の体又は体の一部から生じる全ての副生物及びその加工物』と言われています。ここに記載されている全ての副生物及びその加工物とは人間が食べられない部位も全て使用しているということになりますので、食品レベルではない肉が使われていることになります。

アレルギー

愛犬・愛猫のアレルギーに該当するものがないかチェックしてください。アレルギーを避けるにはグレインフリーが無難ですが、穀物自体の栄養価は高いので、アレルギーとなりやすい原料を避けて選んであげることをオススメします。そのため、アレルギーが出やすいとうもろこしや小麦は避けて、大麦など比較的アレルギーが出にくい穀物が配合されているものが良いでしょう。グレインフリーとグルテンフリーについては別の記事にまとめてありますので、是非ご参照ください。

【グレインフリーって良いの?】穀物とペットの健康について【獣医師監修】

添加物

さらに詳しく確認したい方は、合成添加物が使われてないかのチェックもオススメします。ドッグフードやキャットフードに含まれる合成添加物は体に影響がでないレベルに使用量が制限されていますが、体の中に取り入れるものだと考えると極力避けたいですよね。それなら、完全無添加が良いかというとビタミンやミネラル、酸化防止剤といった添加物は最低限必要となります。
酸化防止剤は悪いイメージを持たれる方が多いかもしれませんが、酸化防止剤が使われていないフードは劣化が早く、下痢や嘔吐の原因にもなりかねません。また、天然由来の酸化防止剤であれば体への影響は限りなく低いと考えられますので、天然由来の酸化防止剤が利用されているフードをオススメします。

【合成添加物】
エトキシキン、BHA・BHT、ソルビン酸カリウム、亜硝酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、着色料 (赤色○号、青色×号) 

【天然添加物】
ミックストコフェロール (ビタミンE)、ローズマリー抽出物

下記の記事に添加物についてまとめてありますので、是非ご参照ください。

【無添加表記のカラクリ】無添加ペットフードの安全性について

原材料表示以外で確認するべきところは?

原産国

最終加工を行った国が原産国となります。過去に不祥事があった国が原産国だとちょっと不安ですよね。原産国は確認しておいた方が良いと思います。
ここで注意が必要なのが、例えば原材料は中国でも加工が日本の場合は日本が原産国となります。このルールがあると、原材料が全て海外製でも国産で表記できてしまうため、可能であればフードの紹介をしているホームページなどを参照して、原材料の産地を確認することをオススメします (公開していないところも多いですので、公開しているところのフードは信頼できますね!)。

用途

「用途」という記載ではなく「目的」であったり「名称」と一緒に記載されていたりもしますが、パッケージには下記の4パターンのうち1つが記載されていますので、目的にあったものであるかはチェックが必要です。
ウェットフードは一般食であるケースが多く、総合栄養食だと思って与えていた話は良く耳にします。改めて与えているフードを確認してみると良いでしょう。
・総合栄養食
→ワンちゃんネコちゃんが必要とする栄養基準を満たした、日々の主要な食事として利用します。

・療法食
→治療の内容に合わせて栄養成分が調整されたフードのため、獣医師さん相談の下に与えるべき食事です。

・間食
→ジャーキーやガムなど、ご褒美としてあげるものです。

・その他の目的食 (一般食・栄養補完食・サプリメント・副食)
特定の栄養成分を調整したり食いつきを良くしたりすることなどを目的としたものです。

まとめ

・ペットフードのパッケージを確認する際に、原材料名・原産国・用途の3つに注意してみると、どんなフードなのかを把握しやすいです。
・原材料名では主原料・アレルギー・添加物に注意して確認しましょう。
・原産国は最終加工の国が採用されるため、原材料の産地の確認をした方がベターです。
・用途は「総合栄養食」などの目的を指していますが、普段与えているものが意外にも「一般食」であったりもするため、目的にあったフードであるかをしっかり確認しましょう。

この記事の著者

著者_高山裕紀

ペット栄養管理士 高山裕紀
topetの専任アドバイザーである獣医師の監修や論文等を用いて正確な情報をお届け致します。

タイトルとURLをコピーしました