【最新の研究動向を紹介】1日に与えるべき食事の回数は?

1日に与えるべき食事の回数は?
1日に与えるべき食事の回数は?

にゃんこが1日に食べる食事量はパッケージに記載されていますが、食事回数は指定されていないかと思います。実際に獣医師に尋ねても食事回数にはこだわらなくて良いと仰る方が多い中で、カナダのゲルフ大学が猫に1日に与えるべき食事の回数について報告しておりましたので、ご紹介させて頂きます。
CBC News:Feed indoor cats once a day, says new research from University of Guelph

複数回に分けて食事を与えるべき根拠はない?

ゲルフ大学の研究者によると、猫に対して1日に複数回の食事を与えることをを裏付けるデータは殆どないため、長年の普遍的な推奨である「少量を複数回に分けて給与」といった内容に挑戦したそうです。
実際に、私自身がインターネットで猫に与える食事回数の推奨値を調べたところ、4〜6回に分けた方が良いと書いてる記事もあれば、自由給与で良いと書いてある記事もあり、かなりまちまちだと感じました。一方で、私が調べた限りどの記事も根拠となるデータが示されていませんでした。

研究方法

・5歳以下の屋内飼い猫8匹 (健康な体重)
・3週間に渡って、朝に1回食べるグループと4回に分けて食べるグループで実施 (食べる量は同一)
・食物摂取量、体重、代謝を毎日計測
→それぞれのグループで変化が見られるかを確認

結果

1日1回だけ与えたグループの方が、満腹感を感じやすくより多くの脂肪を燃焼することがわかりました。更に、満腹による満足感が高いため、食事を欲しがる行動が少なくなる可能性も示唆しています。

満腹感
 1日1回食べたグループの食欲調節ホルモンのレベルが高いことがわかりました。つまり、そのグループがより満腹に感じていることを示唆しています。

脂肪燃焼
 1日1回食べたグループのがより多くの脂肪を燃焼していることがわかりました。これは除脂肪体重の維持にも役立ちます。

最後に

今日はにゃんこの食事回数について最新研究の結果に基づき紹介しました。この研究の最後でも食事回数を減らす場合は獣医師に相談した方が良いと言っているように、全てのにゃんこがこうあるべきとった解答ではないと考えています。そのため、食事をする頻度は普段の行動から飼い主さんが最もよく把握していることだと思いますので、あくまで参考程度に考えることをお勧めします。

まとめ

・猫の1日の食事の回数について最新研究を紹介します。
・猫に対して1日に複数回の食事を与えることを裏付けるデータは殆どないことをモチベーションとして研究がされました。
・結果として、1日1回だけ与えたグループの方が、満腹感を感じやすくより多くの脂肪を燃焼することがわかりました。
・この研究の最後でも食事回数を減らす場合は獣医師に相談した方が良いと言っているように、全てのにゃんこがこうあるべきといった解答ではないため、あくまで参考程度に考えることをお勧めします。

この記事の著者

ペット栄養管理士 高山裕紀
topetの専任アドバイザーである獣医師の監修や論文等を用いて正確な情報をお届け致します。

タイトルとURLをコピーしました