猫の歯周炎はうつる!?感染のリスクと予防方法について解説

猫 歯周炎 感染
topet編集部

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猫の歯肉炎は猫たちにとって大きな悩みの一つであり、飼い主としてはその原因や対策、そして感染のリスクについて正確に知っておくことが重要です。この記事では、猫の歯肉炎が他の猫にうつるかどうか、そしてその予防方法について詳しく解説します。

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猫の歯周炎とは?

猫の歯周炎とは

猫の歯周炎は、歯や歯肉の周りの組織に生じる炎症のことを指します。この症状は、歯の周りの細菌やウイルス、食べ物の残りカスによって引き起こされることが多いです。

歯肉炎や歯周病との違い

似た症状に歯肉炎がありますが、歯肉の炎症を歯肉炎と言い、歯肉の下の歯を支える歯周組織の炎症を歯周炎と言います。また、この2つを合わせた病名の総称を歯周病と呼びます。

歯周炎の原因

歯周炎の原因は様々ですが、最も多いのは細菌の蓄積や食べ物の残りカスが原因となり、プラークや歯石の蓄積、ウイルスや細菌の感染などが原因となって発症します。炎症が進行すると、歯の喪失や痛みを伴うことがあり、猫の生活の質を低下させる可能性があります。

猫の歯周炎は他の猫に感染するのか?

猫 歯周炎 感染

歯肉炎自体は、直接的な感染症ではありません。しかし、根本的な原因は分かっていないですが、猫カリシウイルス(FCV)や猫免疫不全ウイルス(FIV)、猫白血病ウイルス(FeLV)などのウイルスの他、歯垢などに含まれる細菌、それらに対する過剰な免疫反応などが発症に関与するとされており、そのウイルスの感染は、他の猫に移る可能性があります。

これらのウイルスは唾液や鼻水を介して感染します。

なお、歯周病は、複数の犬や猫が同じ食器などを使っているとうつることがあります。多頭飼いの犬や猫がいらっしゃるご家庭は、それぞれ別の食器でフードや水がとれるよう工夫してあげましょう。

歯周炎の予防方法とは?

猫 歯周炎の予防方法

定期的な口腔ケア

猫の歯磨きは、プラークや歯石の蓄積を防ぐ最も効果的な方法です。定期的に猫用の歯ブラシや歯磨きジェルを使ってケアすることが推奨されます。

また、歯磨きが嫌いな子の場合は猫の口臭予防用の歯磨きシートやサプリメントなどがあります。これらの製品は、猫の歯と口腔の健康維持、汚れや歯垢除去、口臭防止などに役立ちます。

しかし、口腔ケア用品の使用効果はすぐに現れるものではなく、ある程度の期間(例えば3ヶ月以上を目安として)継続して使用し習慣化することが大切です。

定期的な健康診断

獣医師の定期的なチェックは、歯肉炎の初期段階を早く捉え、適切な治療を受けることができるため、非常に重要です。

適切な食事の提供

歯をきれいに保つ効果があるキャットフードを選ぶことで、歯石の蓄積を防ぐことができます。

他の猫との接触を制限

他の猫との接触を避ける

感染リスクを最小限に抑えるため、新しい猫や外出先の猫との接触は制限したほうが良いでしょう。特に、野良猫との接触は以下の理由で避けることを強く推奨します。

未知の健康状態

野良猫の健康状態は不明であり、さまざまな病気や感染症のリスクを持っている可能性が高いです。

ウイルスや細菌の感染

野良猫は他の多くの猫や動物と接触するため、感染症を持っている可能性が高いです。

寄生虫の感染

野良猫は外部寄生虫(例: ノミ、マダニ)や内部寄生虫(例: 回虫、条虫)を持っている可能性があり、これらの寄生虫が愛猫に移るリスクがあります。

接触を制限するための予防策

マンションでお暮らしの方であればあまり問題はないかもしれません。1軒家にお住いの方であれば、野良猫が頻繁に出入りするエリアを避けたほうが良いでしょう。また、愛猫を外に連れ出す際はリードやキャリーバッグを使用して、他の猫との直接の接触を防ぐこともできます。

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まとめ

・猫の歯周炎とは、歯や歯肉の周りの組織に生じる炎症のことを指します。
・歯肉炎自体は、直接的な感染症ではありませんが、発症に関与するとされる猫カリシウイルス(FCV)や猫免疫不全ウイルス(FIV)、猫白血病ウイルス(FeLV)などは感染リスクがあります。
・歯周炎の予防には、定期的な口腔ケアや健康診断、適切な食事の提供が大切です。
・感染リスクを最小限に抑えるため、新しい猫や外出先の猫との接触は制限したほうが良いでしょう。

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