犬の歯磨きをしていない？犬が嫌がらない歯磨きの方法を説明

高山裕紀
ペット栄養管理士

犬の歯磨きは犬の健康にとって非常に重要なのですが、歯磨きを嫌がる上手くできないといったお悩みはありませんか？歯磨きを長くサボってしまうと、歯周病などの問題が発生する可能性が高くなります。

この記事では、犬が嫌がらない歯磨きの方法や、歯磨きのやり方を紹介し、それでも歯磨きが難しい犬に対する解決策をご紹介します。是非チェックしてみて下さい。

犬の歯磨きは重要？

犬の歯磨きは、犬の健康にとって非常に重要です。犬は日常的に噛むことで歯の汚れや歯垢を落としますが、噛むだけでは十分ではないため飼い主が歯磨きをしてあげる必要があります。

歯磨きを怠っている犬は、歯石や歯垢が溜まり口臭が発生することもあるだけではなく、歯周病などの問題が発生する可能性が高くなります。米国獣医歯科学会の発表では3歳以上の犬の約80％が歯石の問題を抱えているとも言われていますので、早くから犬の歯磨きは実施してあげましょう。

犬の歯磨きができない原因は？

犬の歯磨きは、犬の健康にとって非常に重要です。しかし、PetLIVESの290頭に行った調査では「犬は67%が歯磨きをしている」と回答しており、なんと3人に1人は歯磨きをしていないということがわかりました。その理由としては下記の4つが考えられます。

1. 犬は歯磨きを嫌がる
2. 犬の歯磨きをすることが面倒
3. 犬の歯磨きの方法や道具についての知識が不足
4. 犬の歯磨きに必要な道具や費用がかかるため、経済的な理由で歯磨きができない

この中でも「犬が歯磨きを嫌がる」ことが最も多い理由だと考えられます。しかし、犬の歯磨きは健康にとって非常に重要であるため、何とか歯磨きをしてあげたいですね。

※PetLINES “自宅でのデンタルケア実施率、犬は67%、猫は29%。猫はハードルの高さが際立つ結果に。“

犬の歯磨きの手順

犬の歯磨きをするためには、正しい手順を踏むことが大切です。犬がひどく嫌がる場合はすぐに止めるようにしましょう。

1. 犬専用のブラシと歯磨き用ペーストを用意しましょう。
2. 歯ブラシを使用する前に、犬に歯磨きを慣らしてあげましょう。
3. おやつなどを利用して、犬の口を開きましょう。
4. 犬専用のブラシに歯磨き用ペーストを塗って、犬の歯を丁寧に磨きます。特に、歯の縁や歯茎周りに注意して、汚れや歯垢を取り除きます。
5. 犬の歯磨きは毎日約2分間行うようにしましょう。歯磨きは継続することが大切です。

犬の歯磨きをする際のおすすめのブラシ

歯磨きをするためには、適切なブラシを使用することが大切です。犬の歯磨きをする際におすすめのブラシには、以下のようなものがあります。

1. 犬専用の歯ブラシ: 犬専用の歯ブラシは、犬の歯に合った形状や柔らかい毛が特長で、犬の歯をやさしく磨くことができます。
2. 電動歯ブラシ: 電動歯ブラシは、ブラシが自動で回転するため、歯磨き時間を短縮することができます。
3. 指歯ブラシ: 指ブラシは、手で持ち犬の歯に直接触れることができるため、犬が嫌がり難くなります。

犬の歯磨き以外にも有効な手段は？

犬の口腔ケアは歯磨きだけではありません。歯ブラシをどうしても受け付けないワンちゃんのために、食事と一緒に口腔ケアができる商品もあります。

犬の歯磨きにお悩みの方は、下記の記事も参考にしてください。

歯磨きだけじゃない！プロが教える愛犬愛猫におすすめのデンタルケア

「歯磨きには何度も挑戦してきたけど、愛犬や愛猫が嫌がって続けられない」「デンタルケアは意識してきたけど、愛犬や愛猫の歯石や口臭に悩んでいる」という相談を頂くことがあります。ベストは歯磨きを毎日行うことですが、歯磨き以外にも有効なデンタルケアの方法がありますのでご紹介させて頂きます。

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まとめ

・歯磨きを怠ると、歯石や歯垢が溜まり歯周病などに繋がることもあるため、犬の健康にとって歯磨きは重要です。
・「犬が歯磨きを嫌がる」ことが犬の歯磨きができない大きな原因です。
・犬の歯磨きは正しい手順で行い、犬がひどく嫌がる場合はすぐに止めましょう。
・歯磨きを嫌がる犬は、指歯ブラシを使用してみるなど犬に合ったブラシを使用しましょう。
・歯磨きをどうしても嫌がる犬には、食事と共に与える口腔ケア商品も検討してみましょう。