topet編集部
猫の健康を気にしている飼い主さんにとって、猫の便秘は深刻な問題の一つとなります。便秘が続くと猫の不快感や腸の問題が起こる恐れがあります。猫の便秘対策にはオリーブオイルが推奨されることがあります。本記事では、猫の便秘に対してオリーブオイルがどのような効果があるのか、その使用法や与え方、注意点について詳しく説明します。
猫の便秘とは?
猫の便秘は、排便の間隔が長くなったり、固い便が出る状態を指します。さまざまな要因で猫が便秘になることがありますが、食事の問題、脱水状態、運動不足、病気などが考えられます。
猫はオリーブオイルを食べても大丈夫?
基本的に、適切な量のオリーブオイルなら猫に与えても安全です。しかし、大量に与えると下痢を引き起こす可能性があるので、オリーブオイルを猫の食事に取り入れる際は、少量から始めることをおすすめします。例えば1/4から1/2小さじ程度を目安にしましょう。
また、継続的に大量に摂取すると、カロリーオーバーや栄養のアンバランスを引き起こす可能性があります。
愛猫の1日の必要カロリー計算は下記の記事を参考にしてください。
オリーブオイルの注目すべき成分とその効果
オリーブオイルは健康に良いとされる多くの成分を含む食用油です。特にオリーブの実を搾ったバージンオイル(一番搾り)のうち、酸度が0.8%以下で特に良質なものでオリーブの香りが強いエクストラバージンオリーブオイルは最も栄養価が高いとされています。
以下はオリーブオイルに含まれる注目すべき成分です。
オレイン酸
オリーブオイルの主要な脂肪酸であり、一価不飽和脂肪酸の一つです。心臓の健康に良いとされ、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)の値を下げる効果があると考えられています。
ポリフェノール
ポリフェノールはビタミンC以上に抗酸化能力が高く、免疫力を維持する働きが期待できます。また、歯周病の原因となる細菌の成長抑制や腎臓病・心臓病の予防にも効果が期待できます。
オリーブオイルの風味や香り、および健康への利益の多くはこのポリフェノールに起因するとされます。
ビタミンE
ビタミンEはフードの酸化防止剤にも利用されるように、抗酸化作用を持つため細胞膜の酸化や老化を防ぐことのできるビタミンです。
βカロテン
βカロテンは犬の体内でビタミンAに変換され、視力や皮膚・粘膜の健康を維持します。 また、抗酸化作用を持つため免疫力を維持する働きも期待できます。
オリーブオイルと猫の便秘へ期待できる効果
オリーブオイルは、人間の健康に良い影響をもたらすことで知られています。特にオリーブオイルに豊富に含まれているオレイン酸が便秘の解消や腸の動きを促進する効果が知られています。オレイン酸は小腸で吸収されにくい性質を持っており、小腸までオレイン酸が届いて腸を刺激してくれます。また、潤滑油として、便の滑りを良くしたり、便を柔らかくしたりする力があると考えられるためです。
猫に対しても、適切な量を与えることで便秘の解消に役立つとされています。
猫に与える際の注意点
適量を守る
猫にオリーブオイルを与える際は、小さな量から始めることが重要です。また、量を増やす際は徐々に増やしてください。急激な量の増加は猫の消化システムに負担をかける可能性があります。
添加物のないものを選ぶ
使用するオリーブオイルは、添加物が入っていない純粋なものを選ぶようにしてください。
オリーブオイルだけに頼らない
継続的に大量に摂取すると、カロリーオーバーや栄養のアンバランスを引き起こす可能性があります。オリーブオイル以外にも、猫の便秘対策として高繊維の食事や十分な水分摂取を促すなどバランスを大事です。また、定期的な運動をさせることなどが考えられます。
猫に与える際の注意点
・適量を守る
・添加物のないものを選ぶ
・オリーブオイルだけに頼らない
愛猫の口腔ケアには「お口のふりかけ」
手間のかかるお口のケアが『削るだけで、簡単!』
・普段のごはんと一緒によく噛んで食べることで、歯垢・口臭を軽減!
・粒を専用ミルにいれて2~3回擦りながら、ごはんにかけるだけで手間いらず。
・1日55円からはじめられる!
まとめ
・猫の便秘は、その生活習慣や体調に関わる問題として捉えられます。
・オリーブオイルは便秘の解消に役立つ食材として考えられます。
・与える際は猫の体調や反応を常に観察しながら、適切な量を与えるようにしてください。
・オリーブオイルだけに頼らず、総合的なケアを行うことで、猫の健康をサポートすることが大切です。