犬はアボカドを食べてはいけない!その理由や食べてしまった際の対処法をペット栄養管理士が解説

犬はネギを食べてはいけない!その理由や食べてしまった際の対処法をペット栄養管理士が解説

ペット栄養管理士_高山裕紀

高山裕紀
ペット栄養管理士

アボカドは「森のバター」とも呼ばれ栄養価が高い果物です。ただし、アボカドには毒素のひとつであるペルシンが含まれ中毒症状を引き起こす恐れがあるため注意が必要です。そこで今日は犬がアボカドを食べてはいけない理由と食べてしまった際の対処法について解説しました。是非チェックしてみて下さい。

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犬はアボカドを食べれる?含まれる栄養素とその効果は?

犬はアボカドを食べれる?含まれる栄養素とその効果は?

アボカドの栄養素
・ペルシン
・ビタミンE(トコフェロール)
・カリウム

アボカドの100g当たりのカロリーは約176kcalでペルシンやビタミンE(トコフェロール)、カリウムを含み、栄養価が高い果物です。ここではアボカドの栄養成分についてまとめています。

100g中に含まれる食品成分(文部科学省「食品データベース」https://fooddb.mext.go.jp/index.plより)

エネルギー176kcal
水分71.3g
タンパク質2.1g
脂質17.5g
炭水化物7.9g
灰分1.2g

ペルシン

ペルシンはアボカドに含まれる殺菌作用のある毒素で、ヒト以外の動物が大量に摂取すると中毒症状を引き起こす可能性があります。

ビタミンE(トコフェロール)

ビタミンEはフードの酸化防止剤にも利用されるように、抗酸化作用を持つため細胞膜の酸化や老化を防ぐことのできるビタミンです。

カリウム

カリウムは神経系の働きに重要な役割を持つミネラルです。過剰なナトリウム(塩分)を体外へ排出することで、血圧を安定させる効果もあります。

犬がアボカドを食べた時に起こる症状は?

犬がアボカドを食べた時に起こる症状は?

・下痢や嘔吐
・呼吸困難や痙攣

アボカドは栄養価が高い果物ですが、犬が食べると中毒を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

下痢や嘔吐

アボカドに含まれるペルシンの影響で下痢や嘔吐などの中毒症状が現れる可能性があります。下痢や嘔吐が続くと脱水症状を引き起こし体調が悪化する可能性も考えられます。

呼吸困難や痙攣

中毒症状が悪化すると呼吸困難や痙攣などの症状が現れます。命を落とす危険性もありますので、このような症状が現れた際はすぐに動物病院に行きましょう。

犬がアボカドを食べた時の対処法は?

犬がアボカドを食べた時の対処法は?

・愛犬の様子や症状を確認する
・動物病院へ行く

愛犬が誤ってアボカドを食べてしまったら慌てずに状況を整理し、素早い対処を心掛けましょう。

愛犬の様子や症状を確認する

愛犬が食べてはいけないものを食べてしまったら、可能であればすぐに吐かせてください。そして、①犬が口にした食べ物②犬が食べた③犬が食べた日時は必ず覚えておきましょう。病院に持参すると役に立ちます。

動物病院へ行く

犬に症状が出た場合 or 心配な場合はすぐにかかりつけの動物病院で診てもらいましょう。

まとめ

・アボカドはペルシンやビタミンE(トコフェロール)、カリウムを含んでおり、栄養価が高い果物です。
・アボカドを与えることによる中毒症状に注意しましょう。
・犬がアボカドを食べてしまったときは、症状を確認し動物病院へ行きましょう。

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