犬の肝臓に良い食事や注意点は?犬の管理栄養士が解説

犬の肝臓に良い食事や注意点は?犬の管理栄養士が解説
犬の管理栄養士_平山賢徳

平山賢徳
犬の管理栄養士

犬の肝臓は、犬の体内で非常に重要な役割を果たしています。肝臓は、体内の毒素を除去し、栄養素を生成し、血液を浄化する重要な役割を担っています。しかし、肝臓が損傷を受けると、これらの機能が妨げられ、犬の健康に深刻な影響を与える可能性があります。

犬の肝臓を健康的に保つためには、適切な食事が非常に重要です。ここでは、犬の肝臓にとって適切な食事について詳しく説明します。

スポンサーリンク

犬の肝臓にとって適切な食事とは?

犬の肝臓にとって適切な食事とは?

犬の肝臓にとって適切な食事は、高品質のたんぱく質と低脂肪の食品を含む、バランスの取れた食事です。また、肝臓に負荷をかけないように、低塩分であることが望ましいです。以下は、犬の肝臓に適した食品の例です。

鶏肉

鶏肉は、低脂肪で高たんぱく質の食品です。肝臓に負担をかけず、消化されやすいので、犬の肝臓に適しています。

野菜

野菜には、ビタミン、ミネラル、食物繊維が含まれています。野菜を加えることで、犬の肝臓をサポートし、消化を助けることができます。

玄米

玄米は、食物繊維を多く含み、低脂肪であるため、犬の肝臓に適しています。一般的に穀物は犬は消化できないと考えられていますが、加熱処理(アルファ化)したものであれば、問題なく消化できます。

また、ビタミンB群やミネラルを含んでいるので、肝臓の健康をサポートする効果があります。

鮭には、オメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。オメガ3脂肪酸は、犬の肝臓の炎症を抑制する効果があります。

魚介類全般

魚介類には、タウリンというアミノ酸が含まれています。タウリンは、犬の肝臓の機能を正常化する効果があります。

低脂肪の乳製品

低脂肪のヨーグルトなどの乳製品は、犬の肝臓に適しています。乳製品には、たんぱく質、カルシウム、ビタミンB群などの栄養素が含まれています。

ヨーグルトはお腹の調子を整える効果も期待できるため、おすすめの食品の一つです。詳細は下記の記事にまとめています。

犬の肝臓にとって適切な食事とは?
・鶏肉:低脂肪で高たんぱく質な食品。
・野菜:ビタミンやミネラル、食物繊維を含み、食事のバランスを取れる。
・玄米:食物繊維を多く含み、低脂肪、ビタミンB群、ミネラルを含む。
・鮭:肝臓に良いオメガ3脂肪酸を豊富に含む。
・魚介類全般:肝臓に良いタウリンを含む。
・低脂肪の乳製品:たんぱく質やカルシウム、ビタミンB群を含む。

犬の肝臓にとって適切ではない食事とは?

犬の肝臓にとって適切ではない食事とは?

犬の肝臓にとって適切ではない食事とは、高脂肪で塩分の多い食事です。以下は、犬の肝臓に適していない食品の例です。

高脂肪の食品

高脂肪の食品は、犬の肝臓に負担をかける可能性があります。特に、加工肉などの高脂肪の食品は、避けるようにしましょう。

塩分の多い食品

塩分の多い食品は、犬の肝臓に負荷をかけます。特に、加工食品は高塩分の食品が多く含まれているため、避けるようにしましょう。

犬の肝臓にとって適切ではない食事とは?
・高脂肪の食品
・塩分の多い食品

犬の肝臓の健康に関する注意点

犬の肝臓の健康に関する注意点

犬の肝臓の健康を維持するためには、適切な食事だけでなく、以下のような注意点も重要です。

定期的な健康診断

定期的な健康診断を受けることで、犬の肝臓の健康状態を把握することができます。肝臓に問題がある場合は、早期に発見し治療を受けることが大切です。

適切な運動

適度な運動は、犬の肝臓の健康にとっても重要です。運動によって、犬の体内の毒素が排出されるため、肝臓の負担を軽減することができます。

毒物の防止

犬が毒物を摂取しないようにすることも、肝臓の健康にとって重要です。特に、薬品や洗剤、植物などは、犬の健康に深刻な影響を与えることがあります。犬がこれらの物質に触れないように注意しましょう。

ストレスの軽減

犬がストレスを感じると、肝臓に悪影響を与えることがあります。ストレスを軽減するためには、犬の好きな遊びや、マッサージなどを行うことが有効です。

犬の肝臓の健康に関する注意点
・定期的な健康診断
・適切な運動
・毒物の防止
・ストレスの軽減

愛犬の健康ケアには「お口のふりかけ」

愛犬の口腔ケアには「お口のふりかけ」

手間のかかるお口のケアが『削るだけで、簡単!』

食事と一緒にできるデンタルケア -お口のふりかけ-

・普段のごはんと一緒によく噛んで食べることで、歯垢・口臭を軽減!
・粒を専用ミルにいれて2~3回擦りながら、ごはんにかけるだけで手間いらず。
・1日55円からはじめられる!

まとめ

・犬の肝臓にとって適切な食事として、鶏肉、野菜、玄米、鮭、魚介類全般、低脂肪の乳製品が挙げられます。
・一方で、犬の肝臓にとって適切ではない食事として、高脂肪な食品、塩分の多い食品が挙げられます。
・適切な食事以外にも、定期的な健康診断、適切な運動、毒物の防止、ストレスの軽減を意識すると良いでしょう。

タイトルとURLをコピーしました