マンゴーはβカロテンやビタミンC、ビタミンEを含み犬にとって体に良い果物です。ただし、マンゴーの与えすぎは逆に犬の消化不良を起こす可能性がある果物とも言えるため適量が望ましいです。今日はそんなマンゴーの食べさせ方について解説しました。是非チェックしてみて下さい。
犬はマンゴーを食べても大丈夫!?含まれる栄養素とその効果は?
マンゴーの栄養素
・βカロテン
・ビタミンC(アスコルビン酸)
・ビタミンE
マンゴーの果肉の成分は約82%が水分でβカロテンやビタミンC、ビタミンEを含み、犬が食べても大丈夫な果物です。ここではマンゴーの栄養成分とその効果についてまとめています。
100g中に含まれる食品成分(文部科学省「食品データベース」https://fooddb.mext.go.jp/index.plより)
エネルギー | 68kcal |
水分 | 82.0g |
タンパク質 | 0.60.6 |
脂質 | 0.1g |
炭水化物 | 16.9g |
灰分 | 0.4g |
βカロテン
βカロテンは犬の体内でビタミンAに変換され、視力や皮膚・粘膜の健康を維持します。 また、抗酸化作用を持つため免疫力を維持する働きも期待できます。
ビタミンC(アスコルビン酸)
ビタミンの中でも強い抗酸化作用を持ち、免疫力を維持する働きが期待できます。また、犬の皮膚や関節に重要な成分であるコラーゲンとの関わりが強いと言われており、皮膚や関節の健康維持も期待されています。
ビタミンE
ビタミンEはフードの酸化防止剤にも利用されるように、抗酸化作用を持つため細胞膜の酸化や老化を防ぐことのできるビタミンです。
カリウム
カリウムは神経系の働きに重要な役割を持つミネラルです。過剰なナトリウム(塩分)を体外へ排出することで、血圧を安定させる効果もあります。
食物繊維
食物繊維には水溶性と不溶性がありますが、マンゴーは両方をバランスよく含んでいますので、腸内環境を整えて下痢・便秘の改善や予防に効果的です。
マンゴーを食べさせるときに注意すべき犬は?
・高血糖や糖尿病の犬
・お腹の弱い犬
・ウルシ科のアレルギーがある犬
βカロテンやビタミンC、ビタミンEを含むマンゴーですが、糖分が多いことや食物繊維を含むことを考慮して注意点をまとめました。
高血糖や糖尿病の犬
果物全般に言えることでもありますが、糖分が多い果物でもあるマンゴーは、血糖値を上げやすいため高血糖や糖尿病の犬にとって与え過ぎに注意が必要です。
お腹が弱い犬
水溶性と不溶性の食物繊維をバランスよく含み腸内環境を整えることにも有効なマンゴーですが、与えすぎやお腹の弱い犬には下痢や軟便に繋がる可能性があります。そのため、食物繊維をバランスよく含むマンゴーですが、食べさせる量やお腹の弱い犬には注意したほうが良いです。
ウルシ科のアレルギーがある犬
ピスタチオやカシューナッツと同じようにウルシ科に所属するマンゴーですので、ウルシ科の植物にアレルギーがある場合は控えた方が良いです。アレルギーがわからない場合は、初めは少量から与えてください。
犬にマンゴーを食べさせる方法は?
・冷やし過ぎない
・種や皮は取り除く
・必要量のみ食べさせる
犬にマンゴーを食べさせる際は食べやすいサイズにカットしてあげることはもちろんですが、他にもチェックしておくべきポイントがあります。
冷やし過ぎない
特にお腹の弱い犬に注意して頂きたいのが、冷やし過ぎないことです。冷えた食べ物は犬にとって胃腸の負担となりますので、温度は出来るだけ常温に近づけてから食べさせてください。
種や皮は取り除く
人間も同様ですが種や皮は消化に悪いため胃腸の負担になるため与えないようにしましょう。
必要量のみ食べさせる
マンゴーは1/8カット(約80g)で45.8kcalです。与えて良い目安としては1日に必要なカロリーの10%以下にしましょう。
愛犬の必要カロリー計算は下記の記事を参考にしてください。
まとめ
・マンゴーはβカロテンやビタミンC、ビタミンEを含んでおり、犬が食べても大丈夫な果物です。
・マンゴーは糖分が多いことや食物繊維を含むことから、与えすぎに注意しましょう。
・犬にマンゴーを食べさせるときは、サイズや温度・皮や種・カロリーを意識しましょう。