古くは膿とり豆として生薬などにも使用されてきたなた豆。なた豆は人用の歯磨き粉に良く使われているだけではなく、犬や猫のデンタルケア商品でも人気のある成分です。
今日はそんななた豆の犬や猫に対して期待できる効果について解説します。是非チェックしてみて下さい。
なた豆とは?
長いなた豆のさやが、刃物の”なた”のような形をしていることから、「なた豆」という名前が付けられたと言われています。
丈の長さが2mを超えることもあり、「ジャックとマメの木」のモデルになった植物でもあります。種類は赤なた豆、白なた豆、タチナタマメの3種類あります。
赤なた豆
赤なた豆は綺麗なピンクの花を咲かせ、名前の通り赤色が特徴の豆です。
白なた豆
白なた豆は白の花を咲かせ、名前の通り白色が特徴の豆です。
タチナタマメ
タチナタマメは紫の花を咲かせ、白色の豆を収穫できます。豆には強く毒性があるため食用としては利用できません。
なた豆の種類
・赤なた豆
・白なた豆
・タチナタマメ
なた豆に含まれる犬や猫の有効成分は?
なた豆には、排膿作用や免疫力を高める働きなどが期待できるカナバニンやコンカナバリンAなどの成分が含まれます。コンカナバリンAは熱にも強いため、なた豆茶などアレンジしてもその作用は持続されます。
カナバニン
カナバニンは体内に豆果に含まれるアミノ酸で、排膿作用、抗炎症作用が期待できます。
コンカナバリンA
コンカナバニンAは、特定の糖に結合する性質を持つタンパク質で、免疫力を高める働きや口腔内の菌バランスを整える作用が期待できます。
ウレアーゼ
ウレアーゼは、尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解し、有毒な物質を体外に排出する効果が期待できます。
なた豆の有効成分
・カナバニン
・コンカナバリンA
・ウレアーゼ
犬や猫になた豆を与える効果は?
なた豆は犬や猫用のデンタルケア商品で使用されることから、歯周病や口臭予防のイメージが強いですが、その他にもアレルギー症状の軽減や腎機能を高める効果が期待できます。
歯周病や口臭の予防
カナバニンが持つ排膿作用・抗炎症作用、コンカナバリンAが持つ口腔内の菌バランスを整える作用により、歯周病や口臭の予防が期待できます。
アレルギー症状の軽減
コンカナバニンAの免疫力を高める作用により、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状の軽減が期待できます。
腎機能を助ける
腎臓には体内の老廃物ろ過機能を担っていますが、なた豆に含まれるウレアーゼの持つ尿素を分解する働きにより腎機能を助ける効果が期待されています。
・歯周病や口臭の予防
・アレルギー症状の軽減
・腎機能を助ける
なた豆配合の「お口のふりかけ」
手間のかかるお口のケアが『削るだけで、簡単!』
・普段のごはんと一緒によく噛んで食べることで、歯垢・口臭を軽減!
・粒を専用ミルにいれて2~3回擦りながら、ごはんにかけるだけで手間いらず。
・1日55円からはじめられる!
まとめ
・なた豆には赤なた豆、白なた豆、タチナタマメといった3種類があります。
・犬や猫に対する有効成分として、カナバニン、コンカナバリンA、ウレアーゼが挙げられます。
・愛犬や愛猫になた豆を与えることで、歯周病や口臭の予防、アレルギー症状の軽減、腎機能を助ける効果が期待できます。