心も整う!?猫の腸内環境に大注目! 改善方法について解説

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topet編集部

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猫の腸内環境は、その健康と密接に関連しています。良好な腸内環境は、猫の免疫力の維持、病気の予防、そして日々の活動エネルギーの源となります。この記事では、猫の腸内環境を最適に保つための方法と、腸内フローラが猫の健康に及ぼす影響や改善方法について詳しく掘り下げていきます。

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腸内環境とは?

猫の腸内環境とは
猫の腸内環境とは

腸内環境とは、主に大腸内に存在する細菌群のことを指します。

これらの細菌群は「腸内フローラ」とも呼ばれ、健康維持に欠かせない多くの役割を担っています。腸内フローラは、栄養の吸収を助け、有害物質の排出を促進し、免疫システムのバランスを保つなど、猫の体にとっても非常に重要です。

猫の腸内環境が健康に及ぼす影響

猫の腸内環境が健康に及ぼす影響
猫の腸内環境が健康に及ぼす影響

免疫サポート

腸内フローラ(腸内細菌)は動物の体に生息している常在菌のうち、特に消化管内にいるもののことを指します。細菌がまとまった状態がまるで草むら(叢)に見えることから日本語では「細菌叢」、英語では「フローラ」などとも呼ばれます。
猫の免疫システムをサポートします。適切な腸内環境は、感染症や炎症性疾患から守るために不可欠です。

消化と栄養吸収の改善

健康な腸内環境は消化を促進し、食事からの栄養素の吸収を最大化します。これにより、猫は必要なエネルギーと栄養を効率的に得ることができます。
腸内細菌は、猫が自身の消化酵素で分解できない一部の食物成分を分解するのを助けます。これには、特定の炭水化物や繊維が含まれます。
健康な腸内細菌叢は、腸の健康を維持し、栄養素の吸収を最適化します。これは、腸壁が正常に機能し、必要なビタミンやミネラルを効率的に血流に送り込むことができることを意味します。

精神的な健康

「腸脳軸(脳腸相関)」と呼ばれる腸と脳の間で相互に影響を与え合う複雑な通信システムが注目されています。このシステムは、神経系、免疫系、内分泌系(ホルモン系)を介して機能し、腸内の状態が脳の機能や行動に影響を与え、逆に脳の状態が腸の機能に影響を及ぼすことができるとされるものです。
動物モデルを使用した研究から人や動物の精神的、行動的な健康にも重要な役割を果たす可能性が示唆されています。腸内環境が良好な猫は、ストレス耐性が高く、より落ち着いている傾向があるかもしれません。

腸内細菌叢の変化が、ストレスや不安などの行動に影響を及ぼす可能性があると考えられています。腸内細菌叢の不均衡は、人間と同様に、動物の気分や行動に変化をもたらす可能性があります。

猫は環境の変化やストレスに敏感であり、これらのストレス要因は腸内細菌叢に変化を引き起こし、結果的に精神的な健康に影響を及ぼす可能性があります。特に、慢性的なストレスは消化不良や免疫系の問題につながることがあります。

参考文献)ストレスと腸内フローラ 九州大学大学大学院医学研究院 心身医学

腸内環境を改善するための飼い方のポイント

猫の腸内環境を意識した食事
猫の腸内環境を意識した食事

適切な食事

高品質の猫用フードを選び、必要に応じて生きた菌のプロバイオティクスや食物繊維などのプレバイオティクス、近年注目されている善玉菌の働きによって得られる有用成分そのものと言われるバイオジェニックスを含むフードやサプリメントを検討します。

また、東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部のチームの調査では異なる年齢層に属する猫たちの腸内フローラの微生物群を調べたところ、猫の年齢を重ねるごとにその種類やバランス変わっていくことも明らかになっています。
参照)Transition of the intestinal microbiota of cats with age

食事に関しては、肉や魚を主食とし、無添加で脂質の少ないものを選ぶことが腸内環境を整えるのに期待ができます。また、猫にとって安全な食材としては、さつまいもやオリゴ糖が入ったフードや、低脂肪の無糖ヨーグルトが挙げられます。
体内の微生物群が年齢によって変わっていくことを考慮すると、年齢を重ねるごとに普段からの与える食事について見直すのも大切だと考えられます。

定期的な運動

適度な運動は、消化を促進し、腸内環境を健康に保つのに役立ちます。運動することで、腸の蠕動運動を刺激し、食物が消化管を通過する速度を高めて、肥満を抑制し、それに伴う腸内環境の問題のリスクを低減します。
また、運動は腸内細菌叢の多様性とバランスを改善することが示されています。活動的な猫では、消化を助け、免疫システムを強化する善玉菌が豊富に存在することが多いです。
例えば、おもちゃで遊ぶことが好きな猫の場合は、ねこじゃらしやボールで遊ぶことが良いでしょう。

ストレスの管理

ストレスは腸内フローラに悪影響を与えることがあります。ストレスのない環境を整えることも重要であり、遊びや散歩を通じてストレスを軽減させてあげることが大切です​​。運動も腸内環境の改善に役立ちます。

安全で快適な環境を提供し、定期的な健康診断で健康状態をチェックすることが重要です。

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まとめ

・猫の歯周炎とは、歯や歯肉の周りの組織に生じる炎症のことを指します。
・歯肉炎自体は、直接的な感染症ではありませんが、発症に関与するとされる猫カリシウイルス(FCV)や猫免疫不全ウイルス(FIV)、猫白血病ウイルス(FeLV)などは感染リスクがあります。
・歯周炎の予防には、定期的な口腔ケアや健康診断、適切な食事の提供が大切です。
・感染リスクを最小限に抑えるため、新しい猫や外出先の猫との接触は制限したほうが良いでしょう。

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