秋のシーズンといえばさんまですね。さんまを食べていると愛猫からの眼差しを感じることも・・・。しかし、さんまの与えすぎは猫の肥満の原因にもなりますので適量が望ましいです。そこで今日はさんまの食べさせ方について解説しました。是非チェックしてみて下さい。
猫はさんまを食べても大丈夫!?含まれる栄養素とその効果は?
さんまの栄養素
・EPA・DHA
・ビタミンB12(コバラミン)
・ビタミンE
さんまの100g当たりのカロリーは約281kcalでEPA・DHAやビタミンB12、ビタミンEを含み、猫が食べても大丈夫な魚です。ここではさんまの栄養成分とその効果についてまとめています。
100g中に含まれる食品成分(文部科学省「食品データベース」https://fooddb.mext.go.jp/index.plより)
エネルギー | 281kcal |
水分 | 53.2g |
タンパク質 | 23.3g |
脂質 | 22.8g |
炭水化物 | 0.2g |
灰分 | 1.2g |
EPA・DHA
必須脂肪酸のEPA・DHAは、抗炎症作用によりアトピー性皮膚炎や関節炎に対する症状緩和が期待されています。その他にも、心臓・腎臓・神経・認知機能のサポートが期待されています。こちらの記事に詳しく記載していますので、是非チェックしてみてください▼
ビタミンB12(コバラミン)
ビタミンB12(コバラミン)は、タンパク質や赤血球の合成に効果が期待できます。
ビタミンE
ビタミンEはフードの酸化防止剤にも利用されるように、抗酸化作用を持つため細胞膜の酸化や老化を防ぐことのできるビタミンです。
さんまを食べさせるときに注意すべき猫は?
・食べ過ぎ
・アレルギーがある猫
EPA・DHAやビタミンB12、ビタミンEを含むさんまですが、脂質が多いことやアレルギーには注意が必要です。
食べ過ぎ
さんまには100g当たり22.8gと多くの脂質が含まれていますので、与え過ぎは肥満や下痢の原因となります。与える際は適量を与えるようにしましょう。
アレルギーがある猫
栄養価が高いさんまですが、アレルギーがある場合は控えた方が良いです。アレルギーがわからない場合は、初めは少量から与えてください。
猫にさんまを食べさせる方法は?
・冷やし過ぎない
・種や皮は取り除く
・必要量のみ食べさせる
猫にさんまを食べさせる際は食べやすいサイズにカットしてあげることはもちろんですが、他にもチェックしておくべきポイントがあります。
小骨を取り除く
さんまには小さく細かい骨がたくさん含まれています。食べる際に喉や消化器官を傷つける可能性がありますので、できるだけ小骨を取り除いて与えましょう。
加熱処理をする
魚介類にはアニサキスなどの寄生虫がいる場合があり、誤って食べてしまうと激しい痛みや嘔吐を引き起こします。アニサキスは加熱することで死滅するので、与える際は加熱処理をして与えましょう。
新鮮なさんまを買う
鮮度の落ちたさんまや生のまま常温で放置してしまうとヒスタミンが生成されヒスタミン食中毒を引き起こす可能性があります。ヒスタミンは熱に強く加熱処理をしても分解することが難しいため、鮮度の高いさんまを与えるようにしましょう。
必要量のみ食べさせる
さんまは100gで281kcalです。与えて良い目安としては1日に必要なカロリーの10%以下にしましょう。
愛猫の必要カロリー計算は下記の記事を参考にしてください。
まとめ
・さんまはオメガ3脂肪酸のEPA・DHAやビタミンB12、ビタミンEを含んでおり、猫が食べても大丈夫な魚です。
・さんまは脂質が多いことから、与えすぎに注意しましょう。
・猫にさんまを食べさせるときは、小骨・加熱処理・鮮度・量を意識しましょう。