パイナップルはビタミンCやカリウム、食物繊維を含み犬にとって体に良い果物です。ただし、パイナップルの与えすぎは逆に犬の消化不良を起こす可能性がある果物とも言えるため適量が望ましいです。今日はそんなパイナップルの食べさせ方について解説しました。是非チェックしてみて下さい。
犬はパイナップルを食べても大丈夫!?含まれる栄養素とその効果は?
パイナップルの栄養素
・ビタミンC(アスコルビン酸)
・カリウム
・食物繊維
パイナップルの果肉の成分は約85%が水分でビタミンCやカリウム、食物繊維を含み、犬が食べても大丈夫な果物です。ここではパイナップルの栄養成分とその効果についてまとめています。
100g中に含まれる食品成分(文部科学省「食品データベース」https://fooddb.mext.go.jp/index.plより)
エネルギー | 54kcal |
水分 | 85.2g |
タンパク質 | 0.6g |
脂質 | 0.1g |
炭水化物 | 13.7g |
灰分 | 0.4g |
ビタミンC(アスコルビン酸)
ビタミンの中でも強い抗酸化作用を持ち、免疫力を維持する働きが期待できます。また、犬の皮膚や関節に重要な成分であるコラーゲンとの関わりが強いと言われており、皮膚や関節の健康維持も期待されています。
カリウム
カリウムは神経系の働きに重要な役割を持つミネラルです。過剰なナトリウム(塩分)を体外へ排出することで、血圧を安定させる効果もあります。
食物繊維
食物繊維は腸内で善玉菌のエサになることで腸内環境を整える効果があります。しかし、食物繊維は不溶性と水溶性があり、パイナップルに多く含まれる不溶性食物繊維はすぐに大腸を通過してしまうため、腸内環境を整える効果は発揮し難いです。
パイナップルを食べさせるときに注意すべき犬は?
・高血糖や糖尿病の犬
・お腹が弱い犬
・アレルギーがある犬
ビタミンCやカリウム、不溶性食物繊維を含むパイナップルですが、糖分や水分が多いことを考慮して注意点をまとめました。
高血糖や糖尿病の犬
果物全般に言えることでもありますが、糖分が多い果物でもあるパイナップルは、血糖値を上げやすいため高血糖や糖尿病の犬にとって与え過ぎに注意が必要です。
お腹が弱い犬
水分の取り過ぎは、消化酵素を薄めることで消化吸収の力を弱め、下痢や軟便に繋がる可能性あります。そのため、果肉の水分量が約85のパイナップルは、お腹の弱い犬には与え過ぎに注意したほうが良いです。
アレルギーがある犬
パイナップルでアレルギー症状を引き起こす子もいますので、下痢や嘔吐といった症状が出た場合は控えましょう。アレルギーがわからない場合は、初めは少量から与えてください。
犬にパイナップルを食べさせる方法は?
・冷やし過ぎない
・種や皮は取り除く
・必要量のみ食べさせる
犬にパイナップルを食べさせる際は食べやすいサイズにカットしてあげることはもちろんですが、他にもチェックしておくべきポイントがあります。
冷やし過ぎない
特にお腹の弱い犬に注意して頂きたいのが、冷やし過ぎないことです。冷えた食べ物は犬にとって胃腸の負担となりますので、温度は出来るだけ常温に近づけてから食べさせてください。
種や皮は取り除く
人間も同様ですが種や皮は消化に悪いため胃腸の負担になるため与えないようにしましょう。
必要量のみ食べさせる
パイナップルは1/8カット(約80g)で45.8kcalです。与えて良い目安としては1日に必要なカロリーの10%以下にしましょう。
愛犬の必要カロリー計算は下記の記事を参考にしてください。
まとめ
・パイナップルはビタミンCやカリウム、不溶性食物繊維を含んでおり、犬が食べても大丈夫な果物です。
・パイナップルは糖分や水分が多い含むことから、与えすぎに注意しましょう。
・犬にパイナップルを食べさせるときは、サイズや温度・皮や種・カロリーを意識しましょう。