犬の胃腸炎の原因と対策!アレルギーやストレスが原因も

犬の胃腸炎の原因と対策!誤飲やストレスには注意

ペット栄養管理士_高山裕紀

高山裕紀
ペット栄養管理士

犬がかかりやすい病気の統計データでは、胃腸炎が2番目もかかりやすいことがわかっています。そこでこの記事では、犬の胃腸炎の症状や原因、対策について紹介します。

胃腸炎はアレルギーやストレスでも起こり得ます。しっかり原因を知っておくことで、今後の愛犬の健康維持に役立てて下さい。

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犬が罹りやすい傷病

まずは、アイペット損害保険が発表した犬の保険金請求が多い傷病の統計データ(※)を見てみましょう。ここでは、犬の保険金請求が多い傷病 = かかりやすい傷病として考えています。犬の傷病としてよく耳にする皮膚炎や外耳炎に続いて、胃腸炎が第3位となっています。

犬の保険金請求が多い傷病ランキング

<TOP10>
第1位 皮膚病
第2位 外耳炎
第3位 胃腸炎
第4位 下痢
第5位 腫瘍
第6位 異物誤飲
第7位 心臓病
第8位 歯周病
第9位 骨折
第10位 嘔吐

※2020/06/09 アイペット損害保険「ペットの保険金請求が多い傷病のランキング2020
 通院・入院・手術を総合した保険金請求件数を参照

犬の胃腸炎の種類

犬の胃腸炎は大きく2種類あります。胃腸炎はともに胃から腸にかけて炎症を起こす点は共有していますが、2つの胃腸炎には症状の違いがありますのでしっかり押さえておきましょう。

犬の急性胃腸炎

急性胃腸炎は犬が嘔吐や下痢を繰り返し、場合によっては血液が混ざった下痢をすることもあります。急性胃腸炎は症状が重く、慢性胃腸炎のように長期的ではなく突然発生する傾向にあります。

犬の慢性胃腸炎

慢性胃腸炎は犬の食欲不振や下痢が長く続き、場合によっては嘔吐が伴うこともあります。慢性胃腸炎は犬の体重減少を伴い、急性胃腸炎と比べても長期的に継続する傾向にあります。

犬の胃腸炎の種類
・犬の急性胃腸炎
・犬の慢性胃腸炎

犬の胃腸炎の症状

犬の胃腸炎の症状

犬の胃腸炎の代表的な症状は軟便や水状といった下痢の症状です。下痢が続く場合、脱水なども引き起こすため注意が必要です。また、嘔吐や食欲不振など下記の症状が見られる場合もあります。

  • 下痢や軟便、血便
  • 嘔吐や吐き気
  • 食欲不振
  • 元気がなくなる
  • 腹痛 (お腹を守る仕草)

犬の胃腸炎の原因と対策

次に犬の胃腸炎の原因と対策についてですが、犬の胃腸炎の原因は多岐に渡るため、胃腸炎の原因を把握することは難しいです。

しかし、愛犬に普段から気にかけてあげることで、原因が判明する可能性が高まりますので、普段からしっかりスキンシップをとってあげて下さいね。

胃腸炎の原因

胃腸炎の原因は多岐に渡りますが、主に下記の4つが挙げられます。
・犬が腐った食べ物や脂肪分が高い食べ物を食べていることが原因
・犬が異物や有毒植物を誤飲することが原因
・犬が細菌、ウイルス、寄生虫に感染することが原因
・犬のアレルギーやストレスが原因

胃腸炎の対策

胃腸炎への素早い対策は早期回復にも繋がりますのでしっかりケアしてあげましょう。

・犬に消化に悪い食べ物を与えない
・犬の散歩中の誤飲に注意する
・犬に気になる症状が出たらすぐに動物病院に診てもらう

胃腸炎の原因
・食べ物
・異物や有毒植物
・細菌やウイルス、寄生虫
・アレルギーやストレス
胃腸炎の対策
・消化に悪いものを避ける
・散歩中の誤食に注意
・気になったらすぐに動物病院へ

最後に

今日は犬が罹りやすい傷病の1つである胃腸炎について説明してきました。犬がひどい下痢や嘔吐をしている場合や下痢や嘔吐が数日以上続いている場合は胃腸炎の可能性が高いので、できるだけ早く病院で診てもらうことをオススメします。

また、胃腸炎の原因や対策をしっかりと把握し日頃から意識して上げることが大切です。犬の胃腸炎は早期発見が早期回復につながります。

まとめ

・犬が罹りやすい傷病を最新のランキングを基に、胃腸炎について解説していきます。
・犬の胃腸炎は急性と慢性に分類でき、共に下痢や嘔吐が症状として挙げられます。
・胃腸炎の原因としては多岐に渡り、食べ物から犬の誤飲、ウイルスやストレスなど様々です (対策は本編を参照ください)。
・犬の胃腸炎は早期発見が大切ですので、原因と対策をしっかり把握し普段から愛犬を観察してあげてくださいね。

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