【海外の研究結果】表情からにゃんこのSOSを知る!

【海外の研究結果】表情からにゃんこのSOSを知る!
【海外の研究結果】表情からにゃんこのSOSを知る!

今日はにゃんこが痛みを感じている時のサインを紹介します。以前のコラム「わんこが痛みを感じている時のサイン」の中で犬の痛みに気づくことは難しいことを紹介しましたが、猫はそれ以上に痛みの評価が難しいとされています。この評価方法に関して、海外の研究者が表情から痛みを見分ける試みをしておりますのでその紹介をさせて頂きます

にゃんこが痛みを隠す理由

野生の時代を考えると、痛みを天敵に見せれば「私は弱っていますよ」と言っているようなものですので、攻撃を受けやすくなるのは当然です。そのため、自身を守るために痛みを隠そうとするのは納得がいきます。しかし、現代の飼い猫においては隠す必要性は低いですが、本能的にその名残があるのだと考えられます。

表情の変化

海外のある研究では、動物が痛みを感じている時の表情の傾向に着眼を置いて、猫の痛みを感じている際の表情を分析しています。分析に利用した写真は、猫の手術前後の写真から痛みに関する変化を特定しています。実際は微妙な変化ですので、普段一緒にいる飼い主さんだからこそ見分けられるポイントだと思います

1. 耳幅が狭くなり、左右で互いに離れている

2. 口と頬が鼻の方向・目の方向に引き込まれ、範囲が小さく見える

3. 目がわずかに狭くなっている、もしくは細くなっている

4. 右の耳幅が少し狭くなり、耳は下を向く

5. 鼻は目から離れて口に向かって左下方向に下がる


引用元:Is your cat in pain? Its facial expression could hold a clue

行動の変化

表情の変化以外にも行動の変化でも判断することはできます。こんな行動があったら気にしてあげてくださいね。

・いつもより怒りっぽく、気性が荒い。
・隠れてじっとしている
・トイレの外で用を足してしまう。
・同じところをグルーミングしている。

・鳴き声がいつもと異なる。いつもより多く鳴く。

少しでも気になることがあれば病院へ

痛みの治療はできるだけ早くから行うことで早期回復を見込めます。そのため、普段の何気ない仕草から痛みのサインに気づき、早期に病院で適切な治療をしてもらうことが望ましいです。
猫は犬以上に自分から痛みをアピールしないため、なかなか気づくことは難しいですが、日常生活から注意深く観察してあげることが大切です。そして、普段から一緒にいるからこそ気づけることも多いと思います。是非、今日のポイントを普段の生活でも気にしてあげてくださいね。

まとめ

・普段見落としがちな些細な仕草から愛猫の痛みに気づく方法を海外の研究に触れながら紹介しました。
・猫の表情から痛みを見分ける方法、行動変化から見分ける方法を説明しました。
・痛みの治療はできるだけ早くから行うことで早期回復を見込めるため、普段から意識して観察してあげることが大切です。

この記事の著者

ペット栄養管理士 高山裕紀
topetの専任アドバイザーである獣医師の監修や論文等を用いて正確な情報をお届け致します。

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